ロードスターの歴史(NA編)

お疲れ様です、ひよこです!

今回はロードスターの歴史を振り返っていきましょう。

ロードスターといえば1989年から製造されている日本が世界に誇るオープンカーと言っても過言ではないと思います。

ご存知の方も多いとは思いますが、ロードスターは「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録に2000年5月に認定されて以来、その記録はずっと更新し続けており2022年現在では世界累計130万台を超えています!

ここ最近ではロードスターND 990Sグレードを基軸に販売台数が数年前より増加するという車業界では珍しい現象が発生しています。

30年以上製造されているロードスター、NA型から始まりNB、NC、ND型とそれぞれのキャラクターが濃く出ていながらも全てしっかりとロードスターなんですよね!

この長い歴史を少しずつ紐解いてみましょう。あなたは更にロードスターのことが好きになることかと思います。

NA型(1989年〜1998年)

まずは初代ロードスターですね。ロードスターの歴史もここから始まりました。

生産開始は1989年、ちょうど平成が始まった年ですね。大まかに分けるとNA6CE型とNA8C型の2つの型が存在しています。約9年間で43万台を販売しています。

NA型は当時のマツダ販売チャンネルの1つである「ユーノス」から発表されています。なのでNA型に関してはマツダロードスターではなくユーノスロードスターと呼ばれる方も多いと思います。エンブレムもユーノスのものとなっています。ユーノス(Eunos)はラテン語のEu(喜び)と英語のNumbers(集まり)からの造語で「よろこびのコレクション」の意味があるそうです。

NA型の特徴的な部分としては、やはりリトラクタブルヘッドライトですよね。現在では安全基準の法規制により製造することは困難となっている為、2003年以前に製造された車を買わない限り体験する事はできないでしょう。

エンジンに関しては当時ファミリアに使用されていたエンジンを改良したものが使用されています。

ここからは、NA型の実際に発売されたパッケージ等を見ていきましょう。

  • 1989年
    • 9月 – ユーノス店から「ユーノス・ロードスター」として発売。
  • 1990年
    • 8月 – Vスペシャル発売。
  • 1991年
    • 7月 – 特別仕様車J LIMITED発売。限定800台。ボディカラーを専用色サンバーストイエローとしたモデル。「J」はフランス語で黄色を表すjaune(ジョーヌ)から。
  • 1992年
    • 9月 – Sスペシャル発売
    • 12月 – 特別仕様車S LIMITED発売。Sスペシャルベース。限定1,000台。イギリスやアメリカの古典的スポーツカーに多く見られる赤の内装をロードスターで初採用した。外板色はブリリアントブラック。シートは赤の本皮シート。さらに専用の14インチBBSアルミホイールを装備。
  • 1993年
    • 7月 – 商品改良を実施。1.8リットルDOHCエンジンを採用。(ここでNA8Cにモデルチェンジ)
    • 7月VスペシャルタイプIIを発表。
    • 11月 – 特別仕様車TOKYO LIMITED名前のとおり東京地区ディーラーのみで発売。限定40台。後述のM2 1002用に作られ在庫として残っていたアイボリーの内装を、通常販売モデル(ブリリアントブラックのスペシャルパッケージ)に装着したモデル。
    • 12月 – 特別仕様車J LIMITED II発売。限定800台。2年前に出たJ LIMITEDと同じくサンバーストイエローの外板色。ただしAピラーはブラックアウトされており、アルミホイールのデザインも異なる。ヘッドレストが可動する分離タイプを採用。
  • 1994年
    • 7月 – 特別仕様車RS LIMITED発売。限定500台。Sスペシャルベース。専用色モンテゴブルーマイカ。専用レカロシート2脚、15インチBBSホイールを純正装備。
    • 12月 – 特別仕様車G LIMITED発売。限定1,500台。7つの特別装備が追加されたモデル。専用色サテライトブルーマイカに紺色の幌。
  • 1995年(ひよこ誕生)
    • 2月 – 特別仕様車R LIMITED発売。限定1,000台。Sスペシャルベース。専用色サテライトブルーマイカに紺の幌。内装は赤。BBS製15インチホイール装着。非公式で通常色のシャストホワイトが最終ロット106台に採用された。
    • 12月 – 特別仕様車VR LIMITED コンビネーションA / B発売。限定700台。Sスペシャルベース。コンビネーションAは外板色アールヴァンレッドマイカにタンの幌、トープの革シート。コンビネーションBは外板色エクセレントグリーンマイカに緑の幌、黒の革シートで限定800台。双方とも純正オプションで設定のあった15インチアルミホイールを装備。内装はシフトノブ、パーキングブレーキレバーがアルミの専用品となり、カーボン模様のメーターカバー(VR Limitedロゴ入り)が付いた。またシフトブーツの周りには純正オプションのアルミプレートが付いている。
  • 1996年
    • 12月 – 特別仕様車R2 LIMITEDB2 LIMITED発売。R2は限定500台。Sスペシャルベース。外板色シャストホワイト。純正オプションの15インチアルミホイール装着。内装はシート、ドアトリム、フロアマット等ドアより下が赤。シフトノブ、パーキングブレーキレバー、シフトプレートはVR LIMITEDと同じくアルミ製。B2は限定1,000台。Mパッケージベース。専用色トワイライトブルーマイカに紺の幌。14インチのアルミホイールはVスペシャルタイプIIと同じバフ仕上げのメッキホイール。他にドアミラーもメッキされている。
  • 1997年
    • 8月 – 特別仕様車SR LIMITED発売。限定700台。Mパッケージベース。通称サヨナラリミテッド。専用色スパークルグリーンメタリックとシャストホワイトの2色が設定された。バフ仕上げの14インチ純正アルミホイール、ヌバック調シート表皮などを特別装備。MT車はトルセンLSDも特別装備されている。メーターフェイスはM2 1028と同じもの。成約者にはレザーブルゾンが贈られた。このモデルの最後の車体はスパークルグリーンとシャストホワイトのツートーンに塗られた(工場生産時点)。
    • 12月- 生産終了。
  • 1998年
    • 1月 – 車名ブランドをユーノスからマツダに変更した2代目と入れ替わる形で販売終了。

見ていくと、毎年何かしらのリミテッドモデルが発売されていますね。今でいうマイナーチェンジみたいな感覚だったのでしょうか?先述したNA6CE型は1989年〜1993年の約4年間、NA8C型は1993年〜1997年の約4年間の販売となっています。排気量が200cc変わりますが、皆さんはどちらが好みです?私のロードスターはNA6CE型です!ちなみにNA6CEの「E」はEunosの「E」みたいですよ〜!

少し番外編ですが、NA型ロードスターにはM2モデルというものも存在しています。M2は1991年〜1995年の間だけ存在したマツダの商品企画を担当するグループ会社です。M2は1001、1002、1028と3種のロードスターを発売しています。元々の販売数もそこまで多くなかった為、今では中々お目にかかれない激レアな車種と言っても過言ではありません!!

  • 1991年
    • 12月 – 特別仕様車M2 1001発売。限定300台。価格は340万円。1990年代前半にマツダが東京・世田谷の環状八号線沿いに置いていたM2でカスタムされた。ブルーブラック(HQ)に塗られた外観はシビエ製フォグランプが埋め込まれたフロントノーズに変更され、タイヤも195/50R15と15インチ化。ホイールはパナスポーツ製。内装もアルミ製4点式ロールバー、機械式メーター、センターコンソールレス、専用バケットシートなどでカスタマイズ。エンジンは専用のカムシャフトとピストンが組み込まれノーマル比から10馬力向上となった。購入希望者はM2本社ビルに来訪の上手続きし、抽選、当選した場合の納車も本社でしか行なわなかった。
  • 1992年
    • 11月 – 特別仕様車M2 1002発売。300台生産の予定とされたが、100台目の受注で生産を終了した。M2第2弾。前回の1001とは異なり、動力関連には手を入れず、内外装を非常にエレガントに仕上げた「大人のためのスポーツカー」をコンセプトとした。外装色ブレイブブルーマイカ。15インチタイヤにパナスポーツ製ホイールは1001と同じだがタイヤサイズが185/55R15となる。専用のフロントノーズを装備するのは1001と同じだが、形状は異なる。内装が豪華でアイボリーの専用本革シートは風合いを重視しトップコートを従来品に比べて薄くしており、スピーカー穴が開くことを嫌いヘッドレストスピーカーは廃止された。クラッシュパッドから下部分の色はアイボリーになっており、シートベルトもアイボリー、ベルベットブルー起毛地張りのダッシュボード、本木目張りのセンターパネルなどが装着されている。ソフトトップ自体は「Vスペシャル」と同様のタン色でソフトトップカバーはアイボリー。
  • 1994年
    • 2月 – 特別仕様車M2 1028発売。M2第3弾で最後のM2モデル。限定300台。1001、1002と異なり全国のディーラーで販売される。再び走りを重視した変更が行なわれた。外装色はシャストホワイト(PT)とブルーブラック(HQ)の2色。外装はドアミラーがヴィタローニ製セブリングを採用(ミラーの台座部に「M2 INCOPORATED」と刻印のあるもの)、右前のトーイングフックをアルミ製のレッドアルマイト仕上げの物へ変更され、NA型に装備されている右前以外のトーイングフックは徹底した軽量化の為に取り外され、別添付の箱に入れられデリバリーされた。ホイールはNA8C純正アルミホイールと同形状の14インチだが、スポーク部分を肉抜きして軽量化し、ガングレーに塗られている。トランクリッドもアルミ製で、形状もノーマルと異なる後端中央が盛り上がったダックテール状となっている。またNA型全モデル中唯一のハードトップ標準装備モデル。そのハードトップは従来品に比べFRPの比重が軽く、またリアウインドウはガラス製ではなくポリカーボネイト製とするなどして軽量化されていた。幌は装着されておらず、簡易式の幌を緊急用としてオプションで設定していた。内装はアルミ製10点式ロールバー、センターコンソールレス、左右ともエスケレート製フルバケットシート、専用メーターフェイスなど。エンジンも手が入り、専用のカムシャフト、ピストン、エキゾーストマニホールド、エアクリーナーへ変更され10馬力向上。

 

NA型のシリーズ毎に追加された色の情報は下記のようになります!車台番号ってあまり見る機会がありませんでしたが、シリーズやモデル等でしっかりと区分けがされていることが今回分かりました。皆さんも自身の車台番号見てみて色々と照らし合わせるのも面白いかもしれませんね!

  • NA6CE-1(前期型) 車台番号100,001〜 
    • シルバーストーンメタリック 3L
    • マリーナブルー DU
    • クラシックレッド SU
    • クリスタルホワイト UC
    • ネオグリーン HU
    • サンバーストイエロー HZ
    • ブリリアントブラック PZ
  • NA 6CE-2(後期型) 車台番号200,001〜
    • 追加無し
  • NA8C(シリーズ1前期) 車台番号100,001〜
    • クラシックレッド SU
    • シルバーストーンメタリック 3L
    • シャストホワイト PT
    • ラグナブルーメタリック 6W
    • ブリリアントブラック PZ
    • ネオグリーン HU
    • サンバーストイエロー HZ
  • NA8C(シリーズ1後期) 車台番号300,001〜
    • モンテゴブルーマイカ M8
    • サテライトブルーマイカ A5
  • NA8C(シリーズ2) 車台番号400,001〜
    • アールバンレッドマイカ A1Q
    • エクセレントグリーンマイカ 11Q  
    • スパークルグリーンメタリック 11R  
    • トワイライトブルーマイカ 12K

今回はNA編でお届けしました!

私はNAに乗っているので、自分の車の事が色々知れて良かったと思いました!

色々端折った部分や間違えてるところもあるかもしれません。

その際は教えていただけると嬉しいです!

次回はNB編をお届けします。

今回のNA編、長くなりましたが見ていただきありがとうございます。

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