お疲れ様です!ひよこです!
ロードスターNA編と、ロードスターNB編をお届けしたので、次はロードスターNC編となります!
NC型は2005年〜2015年の約10年間、販売されました。歴代ロードスターの中では一番長い販売期間となります。10年間で約23万台製造されています。NA型の43万台、NB型の29万台の販売台数だったので2015年時点で合わせて約95万台が製造、販売されています。
NC型はRX-8とプラットフォームを共有していて3ナンバー車となります。また、ロードスター初の2000ccエンジンを搭載したモデルとなります。
ロードスターNA,NBには無かった電動ハードトップが採用されたのもNC型からとなります。
トランク内にあったスペアタイヤの代わりにパンク修理キットが搭載され始めたのもNC型からとなります。
そして2005年にはロードスター初となるカーオブザイヤーに選ばれています!!
今までのロードスターの中ではパワフルだと言われているロードスターNC型の歴史を紐解いていきましょう。
NC型(2005〜2015年)
- 2005年
- 8月25日 – 国内販売開始。同時に、限定車「3rd Generation Limited」発売(限定500台)。「3rd Generation Limited」は「RS」がベース。外板色は専用色ベロシティレッドマイカと、マーブルホワイト、ギャラクシーグレーマイカの3色。内装はレッド/ブラックのツートンカラーの本革シート&ドアパネル、専用のアルミヘアライン調デコレーションパネル、メッキ調メーターリング、専用シフトノブ、ステンレススカッフプレートが与えられ、センターコンソールにはリミテッドナンバーを記したオーナメントプレートが備わる。その他の特別装備は専用デザインの17インチアルミホイール、クロムメッキAピラーガーニッシュ、クロムメッキ調フロントヘッドライトベゼル、フォグランプ+クロムメッキ調フォグランプベゼル、ドアノブクロムメッキカバー、クリアハイマウントブレーキランプ、クロムメッキ調フロントグリルエッジ、クロムメッキ調サイドターンシグナル、ブラッククロス幌など。
- 11月9日 – 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
- 12月26日 – 特別仕様車「日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞記念車」発売。RSベース(6速MT)とVSベース(6速AT)。外板色はカッパーレッドとブラック。カッパーレッドにはブラックレザーシート、ブラックにはレッド/ブラックツートンのレザーシートが装備され、サイドマーカー上にカーオブザイヤー受賞記念のオーナメントが貼附された。
- 2006年
- 3月23日 – モータースポーツ用グレード「NR-A」を追加。ビルシュタイン製ダンパー、トルクセンシング式スーパーLSD、本革巻きステアリング、アルミ製ペダル、カウル結合タイプフロントサスタワーバー等が装着されている。
- 4月13日 – Webカスタマイズモデル「ウェブチューンドロードスター」を設定。
- 8月23日 – パワーリトラクタブルハードトップ(RHT)仕様を追加。
- 12月22日 – 特別仕様車「Blaze Edition」発売。発売期間限定モデル。ソフトトップとRHTモデルをラインアップ。外板色はラディアントエボニーマイカとハイランドグリーンマイカ。サンドベージュ/ブラックツートンのレザーシート、専用ブラックアルミヘアライン調デコレーションパネルが専用に奢られた。他に主要な専用装備としてBBS社製17インチ鍛造ホイール、クロームヘッドランプベゼル、クリアヘッドランプターンランプ、クリアサイドマーカーレンズ、クリアハイマウントブレーキランプ。メッキ調メーターリング、MTシフトブーツベージュステッチなどが変更されている。
- 2007年
- 4月6日 – 「マツダスピードM’z Tune」発売。RS(6MT・ソフトトップ)がベース。専用のエンジン制御コンピュータプログラム(ROM)、エアダクト、フライホイール、低排圧キャタライザー、マフラー、ビルシュタイン車高調、スプリング、ブレーキパッド、エアロパーツ、スカッフプレート、シフトノブ、3Dネットスポーツシート、専用ボディカラー(モイストシルバーメタリック)が採用。
- 10月1日 – 特別仕様車「Prestige Edition」発売。「RS RHT」および「VS RHT」がベース。シートヒーター付本革製バケットシート、BBS社製鍛造17インチアルミホイール、ステンレス製スカッフプレート、フロントフォグランプ、フォグランプベゼル、運転席ラチェット式シートリフター、など。6AT車には、カウル結合タイプのフロントサスタワーバーと横滑り防止機構を特別装備。6MT車は、タワーバー標準装備、横滑り防止機構は標準装備なし(メーカーオプションで追加可)。
- 2008年
- 12月9日 – マイナーチェンジ。フロントグリルにマツダ車特有の五角形グリルを採用。リアコンビネーションランプは凹凸を持った形状となり、バンパーと滑らかにつながるようにした。これにより全長が4,020mmとなり4mを超えた。グレードも整理され、ソフトトップモデルはMT車のみの設定となった。RHTモデルはRS以外の2グレードはAT車のみの設定となった。さらにディスチャージヘッドランプ、オートエアコンが全車標準装備となり、NR-Aのみオプションであったアルミホイールを全車標準装備とし、ホイールのデザインも一新された。
- インテリア・幌ともにタンカラーが廃止され基本的なカラーは黒のみとなる。ただしシートやドアトリムなど部分的にハバナブラウン色の本革を用いた内装とするオプションなども用意された。メーターは平均燃費や外気温も表示される新デザインの5連メーターを採用。また、デコレーションパネルは標準がピアノブラックからアルミ調に変更され、オプションでもウッド調のみとなる。VS RHTはハバナブラウン色の本革シートを、その他のグレードにはファブリック素材のブラックシートを標準装備。またRSとRS RHTにはブラック本革シート、ブラックの本革とアルカンターラを組み合わせたRECARO社製バケットシートをそれぞれメーカーオプションに設定した(VS RHTはRECARO社製バケットシートのオプション選択可能)。ボディカラーにはアルミニウムメタリック、サンフラワーイエロー、メトロポリタングレーマイカの新3色を追加。
- 2009年
- 7月31日 – 特別仕様車「20周年記念車 」発売。ソフトトップモデルの「RS(6速MT車)」およびRHTモデルの「VS RHT(6速AT車)」がベース。アルカンターラと本革を組み合わせたRECARO社製バケットシート(ブラック&レッド)、20周年記念専用オーナメント、クリアタイプのフロントフォグランプとフォグランプベゼルを特別装備。さらに、ソフトトップモデルではクロス製ソフトトップ(ガラス製リアウィンドー付)とRHTモデルのベース車では標準装備されているシートヒーター・ソフトパッドを、RHTモデルではソフトトップモデルのベース車では標準装備されているフロントサスタワーバー(カウル結合タイプ)も特別装備されている。ボディカラーはロードスターでは初採用となる「クリスタルホワイトパールマイカ」1色のみを設定する。
- 2011年
- 10月3日 – 特別仕様車「BLACK TUNED 」発売。6速MT車は「RS RHT」、6速AT車は「VS RHT」がそれぞれベースとなっており、パワーリトラクタブルハードトップやアウタードアミラーなどにブリリアントブラックを、17インチアルミホイールにガンメタリック塗装を採用するなど、ブラック調で統一された装備を採用し、よりスタイリッシュなスタイリングに。また、ブラックレザーシートやステアリング本革巻にサンドカラーステッチを施し質感も向上。さらに、Boseサウンドシステム(AUDIOPILOT 2)+7スピーカー(ヘッドユニットなし)等も装備しており、快適装備も充実している。ボディカラーは人気の高い「クリスタルホワイトパールマイカ」、本仕様のみの専用色である「スピリティッドグリーンメタリック」と「ベロシティレッドマイカ」の全3色を設定している。
- 2012年
- 7月5日 – 商品改良。2012年9月より継続生産される車に課せられた保安基準である「歩行者頭部保護基準」に対応するため、衝突時にセンサーが検知し、ボンネット後端が瞬時に持ち上がってエンジンとボンネットの間に空間を作ることで歩行者への頭部の衝撃を緩和するアクティブボンネットを標準装備した。当該機能の標準装備においても、重量増を抑えるため、外装・装備から内部の配線までグラム単位の軽量化を徹底した。
- 2タイプの個性をより鮮明にするために、ソフトトップ車は「タイトスポーツ」をキーワードに、随所にグロッシーダークグレーを配したブラック基調のインテリアに、RHT車は「プレミアムスポーツ」をキーワードに、シルバーやアルミ調を配した上質なインテリアとした。フロントデザインはグリル開口部を拡大して奥行きのあるデザインにし、フォグランプベゼルのデザインも変更。チンスポイラーを追加した。ボディカラーはメトロポリタングレーマイカに替わり、ドルフィングレーマイカを追加した。走行性能の改良も行われ、ブレーキブースター(制動倍力装置)の特性を変更することで減速コントロール性を高め、さらにMT車はスロットル制御プログラムをより緻密に設定することで加速コントロール性も高めた。
- 2013年
- 12月6日 – 商品改良。アルミホイールとのセットオプション設定だったRECARO社製バケットシートを「RS」と「RS RHT」にシートヒーターとともに単独でオプション設定できるようになったほか、「RS」とRHT車全車にフォグランプを新たに標準装備化し、「S RHT」には上級グレードに装備されているステアリングシフトスイッチとDSC+TRCも標準装備。ソフトトップ車はルーフ生地をビニール素材からクロス/ブラックに変更し、エクステリアの質感を向上させた。
- 2014年
- 5月20日 – 特別仕様車「25周年記念車 」発売。4月にニューヨーク国際自動車ショーで公開した「MX-5 Miata 25th Anniversary Edition」の日本仕様版で、「RS RHT」の6速MT車をベースに、パワーリトラクタブルハードトップ、フロントピラーカラー、ドアミラーをブリリアントブラックで統一したほか、フロントコンビネーションランプベゼルやシートバックガーニッシュもブラックを、レザーシートやドアトリムにはオフホワイトを採用。ボディカラーはマツダの情熱を象徴する「ソウルレッドプレミアムメタリック」を専用色として設定した。日本国内では25台の限定販売。5月27日より専用のWebサイトから先着順の商談予約受付のみとしており、スペック等の詳細情報もすべてWebサイトでのみ公開としているため、紙カタログは用意されない。
- 2015年
- 4月- 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
- 5月 – 4代目とバトンタッチして販売終了。
NC型のシリーズ毎に追加された色の情報は下記のようになります!車台番号ってあまり見る機会がありませんでしたが、シリーズやモデル等でしっかりと区分けがされていることが今回分かりました。皆さんも自身の車台番号見てみて色々と照らし合わせるのも面白いかもしれませんね!
- NCEC1(前期型)車台番号100,001〜
- ブリリアントブラック A3F
- トゥルーレッド A4A
- マーブルホワイト A5M
- サンライトシルバーメタリック 22V
- ウイニングブルーメタリック 27B
- ノルディクグリーンマイカ 27C
- ギャラクシーグレーマイカ 32S
- カッパーレッドマイカ 32V
- ストーミーブルーマイカ 35J
- ハイランドグリーンマイカ 35K
- ベロシティレッドマイカ 27A
- ラディアントエボニーマイカ 28W
- モイストシルバーメタリック 30S
- NCEC3(後期型) 車台番号300,001〜
- サンフラワーイエロー A8Y
- クリスタルホワイトパールマイカ 34K
- メトロポリタングレーマイカ 36C
- アルミニウムメタリック 38P
- ドルフィングレーマイカ 39T
- ジールレッドマイカ 41G
- ベロシティレッドマイカ/ブリリアントブラック 41H (27A/A3F)
- スピリテッドグリーンメタリック/ブリリアントブラック 41J (36A/A3F)
- クリスタルホワイトパールマイカ/ブリリアントブラック 41K (34K/A3F)
- ジェットブラックマイカ 41W
- メテオグレーマイカ 42A
- ディープクリスタルブルーマイカ 42M
- ソウルレッドプレミアムメタリック/ブリリアントブラック 44V (41V/A3F)
以上がロードスターNC型の歴史となります。
NA型やNB型に多かった限定車が減り、特別仕様車といった形の販売方法が増えているなと感じました。
デカいと言われているNC型ですが、ロードスターのモデルの中で唯一全長4000mm超え、幅に関しても1700mmを超えて3ナンバー車となりました。プラットフォームをRX-8と共有しなかった場合は、もう少しコンパクトな形でデビューできたのでしょうか?
最近発見したのですが、近所にNCが止まっているのでそこを通る度にガン見してます。笑
今回はNC編をお届けしました!
間違えてる部分があるかもしれないので、その際は教えていただけると嬉しいです。
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本日も見て頂きありがとうございました!